もうひとつの危険な脂質 中性脂肪

コレステロールの他に、もうひとつ危険な脂質「中性脂肪」

血液中にはコレステロールのほかに中性脂肪、リン脂質、遊離(ゆうり)脂肪酸の4種類の脂質が溶け込んでいます。このうち多すぎると問題なのが、コレステロールと、トリグリセリドといわれる中性脂肪です。中性脂肪は、人間が活動していくためのエネルギー源で、日常生活やスポーツをするときに欠かせないものです。
中性脂肪は、リポたんぱくという状態で存在し、必要に応じて各組織に運ばれ、エネルギーとして利用されますが、使われないと皮下脂肪や内臓脂肪となって貯蓄されます。皮下脂肪と内臓脂肪は使われない脂肪が多いほど多くなり、肥満になるということになります。

見た目は痩せていても・・・

なかでもメタボリックシンドロームの特定健診でも問題となっている脂肪、内臓につく中性脂肪が多くなると、内臓肥満となり、本人の自覚の無いまま生活習慣病を発症するおおきな原因になります。体重が多くなくても、見た目には痩せているようでも、内臓脂肪が増えた状態を隠れ肥満といい、生活習慣病を引き起こしますので、要注意です。
中性脂肪には、非常用エネルギーの貯蔵物質という側面もあり、いざというとき中性脂肪は脂肪酸とグリセロールとに分解され、脂肪酸は各臓器でエネルギー源として大活躍します。嫌われがちな皮下脂肪も、寒さや熱から身を守る断熱材として体温を一定に保つ働きがあるだけでなく、衝撃から内臓を守るクッションの役割も果たしますので、ある程度の脂肪が皮下に貯蓄されることは必要なのです。

download Blind Date movie 中性脂肪も動脈硬化の原因です

中性脂肪も増えすぎると動脈硬化の原因になると言われています。また、中性脂肪が多いと、善玉コレステロールが減って、悪玉コレステロールが増えやすくなるため、動脈硬化を間接的に促進することになります。
お酒を飲む機会の多い人や、間食でケーキや甘いもの、果物をよく食べる人は、特に中性脂肪が増えやすい傾向にあるので、注意が必要です。アルコールや糖質を摂取すればするほど、肝臓で合成される中性脂肪が多くなるからです。多量の飲酒によって血液中の中性脂肪が以上に増えすぎ、急性膵炎(すいえん)を起こす事もありますので、注意しましょう。

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