高コレステロール(高脂質)からの脱出
高コレステロール(高脂質)からの脱出 原因究明とその対策
コレステロール値を上昇させる危険因子には、何があるのでしょうか。
食事(食生活に潜む危険)
日本人はもともと穀類や魚、野菜を中心としたコレステロール上昇の心配があまりない食生活を送ってきましたが、肉食中心で、バター、ラードといった動物性脂肪をふんだんに使った欧米の食生活が浸透するにつれ、コレステロールの摂取量が急増しました。そして子供の頃からのこうした食習慣が、高コレステロール血症の増加を後押ししています。
また美食、過食、あるいは大量のスナック類の食べすぎ、お酒の飲みすぎといったエネルギーの摂取過剰も肥満を促進し、コレステロール値の上昇をさらに加速させます。
運動不足
適度な運動は、
脂肪を分解してHDL(善玉コレステロール)を増やします。
運動は体の新陳代謝を高め、体内に蓄積した中性脂肪をエネルギーとして燃焼させるので、体重やコレステロール値が下がるのですが、運動をしないとエネルギーは消費されずに中性脂肪をどんどん貯め込んでしまい、コレステロール値も上がる一方になるのです。
ストレス
仕事や対人関係などで受けるストレスもコレステロール値を上げる原因の一つだと言われています。なぜなら、それを解消するためにさまざまな悪い条件が揃っていくからなのです。
例えば、仕事が長引き夕食の時間が遅くなったり、過食する。
深夜まで起きているために夜食が多くなる、
お酒の量が増える、そういった行動を介して、
結果的にコレステロールを増やす要因となるのです。
高コレステロール対策は生活習慣改善から
危険な動脈硬化を回避するためにも、
血液中の総コレステロール値が220mg/dl以上の人は、
まず毎日の食事と運動を見直すことから始めましょう。
しかし、総コレステロール値が少し高くても、HDL(善玉コレステロール)が高いようなら、心配はありません。逆にHDLが低い(40mg/dl未満)と、血清総コレステロール値が高くなくても、高コレステロール血しょうという診断がなされる場合があります。
総コレステロール値の高さだけを見て、動物性食品の摂取を極度に控えてしまうのはHDLまで低下させる危険性があり、かえって逆効果ということもあります。
はっきりと診断のついた高LDLコレステロール血しょうでは、まず食事と運動療法を行い、効果が見られない場合に薬を使うのが基本です。更に喫煙によりHDLが減少することも明らかになってきたので、禁煙も有効な手段です。
例外は、遺伝的な体質により、約500人に1人の割合で起こる家族性高コレステロール血症です。
この場合は食事療法に効果が無いため、最初から薬物療法をおこなうことになります。
バランスのよい食事でコレステロール値を下げる
コレステロールが増える原因は、肉類の取りすぎや偏食といったバランスを欠いた食事、
過食や運動不足で、多くが生活習慣の中に潜んでいます。つまり日々の生活習慣を見直すことで、
コレステロール値は下げられるのです。
まず食事はコレステロールと中性脂肪の大敵である偏食や過食はやめ、
各栄養素をバランスよく取ることが基本です。といっても、肉や卵、乳製品を必要以上に敬遠するのは考えものです。
たしかにコレステロールの取りすぎは抑制できるかもしれませんが、栄養が偏りすぎて、体をこわしては元も子もありません。
ダイエットによかれと1日1食や2食にするのも逆効果です。
食事のとり方が不規則、または回数が少ないと体は次にいつ栄養補給してもらえるかわからず、
入ってきた時にひたすらため込んでしまうのです。
1日3食、腹八分目を心がけ、早食いやまとめ食いはしないこと、
脂肪や糖分のとりすぎには気をつけ、夜9時以降の飲食は避けること、
お酒の飲みすぎは避け、適量を楽しむこと、これらを心がけてください。
特定保健用食品(トクホ)などの併用
「コレステロールをどうにかしたい!
でも、ランチも夕食も外食で……」という方は、せめて食事以外の場で、コレステロールの対策を考えてみませんか?
忙しい現代人は、時間に追われた生活をしているため、
三食とも外食であったり、運動する時間など作ることが出来ない場合も多く、特に働き盛りの年代は、改善すると心に決めても、なかなか続けられないのが現状のようです。
そんな時は、特定保健用食品(トクホ)や、
漢方などの医薬品を取り入れてみてはいかがでしょうか。
メタボリックシンドロームの健診が始まることで、数多くの安心安全な国の認可を受けた食品が、
コンビニや薬局でも手軽に購入できるようになりました。
忙しい毎日にも、工夫して取り入れられるような食品が多く発売されていますので、
是非探してみてはいかがでしょうか。
メタボリックシンドロームと診断されても、薬で下げるのではなく、トクホなどの食品や、
生活習慣の改善で正常値に近づける努力が大切だと思います。
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